俺に好きな映画監督を語らすな!!
はい、どうもみんじょです。
さて、今回のお話はタイトルの通り、好きな映画監督のお話。
「え~?監督なんてどれも同じじゃないの??」
と、思われるかもしれませんが全然違います。
作り手が変わるだけで、同じ原作を映画化しても全く違うものが生まれたりします。
例えばこの作品とか。
例:シャイニング
こちらはスタンリーキューブリック監督のシャイニング。
自分はこちらの作品は唯一無二のシャイニングだと思っていましたが実際は違いました。
これがもう一つのシャイニング。
こちらは俗に言うドラマ版と呼ばれるもので、原作者のスティーブンキングが自ら脚本を書いたバージョンです。
同じ原作、内容でもカットや、シーン、はたまた映画の中で重要視しているものまで変わっています。
この様に作り手によっても作品は大きく変わってしまうのです。(わかるよな?)
この世界には数多くの映画監督がいます。そして、その監督毎に味(アジ)があるのです。
こちらの作品、ジャスティスリーグ
最近スナイダーズカット(ザックスナイダーが編集、監督したバージョン。脚本からして違う。)
というものの公開が決定し話題に。
それほどまでに監督によって味が違うのです。
今回はそんな世界の中で私が美味しいと感じる味を持っている数多くの中から3人の(全員だと説明するのに100年はかかるため)監督を紹介したいと思います。
1人目 ニール・ブロムカンプ
代表作:第9地区 エリジウム チャッピー
はい。早速大物監督が出ましたね。(知ってるよな?)
どなたかご存知でない方のために説明しますと、この監督はあの問題作である
第9地区(2009)
の監督なのです。
他にも
エリジウム(2011)
チャッピー(2015)
等、主にSF映画を撮影している監督です。
さて、この監督、何が特徴的かというと。
とにかくぶっ飛んでます。
映画チャッピーはもしもAIがヨハネスブルク(超治安が悪いです)で育てられたらという内容ですので、
「僕はチャッピー!みんなのためにがんばるよ!」
みたいなのではなく
「おい!!車から降りろ!!とっとと失せろ!!」
という悪い言葉が沢山出る映画となっております。
そしてこの作品、中盤から「魂の在り処」というワードに触れますが、それの解決方法もとにかくぶっ飛んでいるので是非本編をご覧になっていただきたいです。
その他にも、メカデザインがぶっ飛んでかっこよかったり
クリーチャーのデザインがぶっ飛んでいたりします。
さて、このようにぶっ飛んだ監督ですが、自身がヨハネスブルク出身ということもあり、どの映画にも貧富や教育からくる差別などのテーマが含まれていて、見終わった後にいろいろ考えさせられるものもあります。
現在ロボコップの新作を製作するとのお話が出ていますが、それも今まで通りSF映画の常識をぶっ壊すようなぶっ飛び映画であることを期待してしまいますね。
2人目 ドゥニ・ヴィルヌーヴ
代表作:ブレードランナー2049 ボーダーライン メッセージ
思わず読み上げたくなる名前ですね。(え?ならない?じゃあいいよ。)
さてこの監督は今をトキメク監督です。
何故ならあのSF超大作ブレードランナーの続編の監督なのですから。
そしてあの名作SF、デューンの公開も控えています。
さて、私がこの監督の何が好きかといいますと一言で言い表すなら
映像の緊迫感
ですね。
例えばこちらの作品、ボーダーライン。
主人公はFBI捜査官で麻薬カルテルの親玉の捜査に参加するのですが、「え??私聞いてないんだけど何事!?」みたいな事件が次々と起きます。
正体不明のコロンビア人(一応味方と聞いているが・・・)とか突然始まる銃撃戦(え?今?心の準備まだなんだけど!?)とか。
仕事で急に詳細不明の現場に行かされるあの感覚と似ていますね。(誰かに聞きたいけどまず誰に聞けばいいかわからないあの感覚)
そんなストレスフルの中で、死と隣り合わせのミッションに挑むこの息苦しさとハラハラ感はただ見ているだけの自分でさえ感じてしまうかも??
前述のブレードランナー2049でも同じ様な演出が何度かありました。
個人的に一番それを感じたのが主人公のK(ライアン・ゴズリング)が前作の主人公であるデッカード(ハリソン・フォード)と出会うシーンです。
お互いの探り合う感じ、そしてお互いが追われるもの同士ということもあり画面全体に緊張感が出ます。
そんな緊迫感がある映像をドゥニと共に生み出したのが名撮影監督である
ロジャー・ディーキンスです。
ブレードランナーは二人で極力CGを使わない方針で撮った作品のため、こういった緊迫感が産まれているのかもしれませんね。
正に、撮影と演出の総合芸術といっても過言ではありません。
ドゥニ監督のこれからもすごく楽しみです。
3人目 ギレルモ・デル・トロ
代表作:パンズラビリンス パシフィック・リム シェイプオブウォーター
この監督は皆様ご存知なのではないでしょうか?
日本リスペクトの巨大ロボット対怪獣(Kaiju)映画のパシフィック・リム
儚くも美しいダークファンタジーの決定版であるパンズラビリンス
アカデミー賞をも獲得したシェイプオブウォーター
この様に多種多様な映画を撮っていますが、注目すべきはやはり彼がホラー畑出身ということでしょう。
例えば巨大ゴキブリモンスターパニック映画のミミック
最近だとスケアリーストーリーズという映画の脚本、製作も担当していました。
どの映画もおぞましいクリーチャーが出てきます。
そのクリーチャーこそがやはりこの監督の魅力でしょう。
時に恐ろしく、そして時に美しさすらも感じさせる造形は物語にゴシック調のリアリティを産み出してくれます。彼がホラー出身ということもそれに大きく影響を与えているかと思います。
そんな彼にインスピレーションを与えたのはクトゥルフ神話を産み出したラブクラフトや、永井豪、伊藤潤二をはじめとする日本を代表するクリエイターたちです。
それらが与えた影響は大きく、映画内でもオマージュが多く観られます。
我らが日本の創造性を背負い、世界を股に掛けるホラー映画サムライのこれからの活躍には期待せざるを得ません。
そんな監督、実は最近ゲームデビューを果たしました。
そう、あのメタルギアソリッドで有名な小島秀夫監督の作品、デスストランディング です。
元はあの伊藤潤二を交えてサイレントヒルの新作を作る予定だったとか。
残念ながらそのプロジェクトは白紙になってしまいましたが、デルトロ監督を観ていると、好きを突き詰めると夢は叶うのではないか?と思わせてくれますね。
さて、今回は私が好きな映画監督について語らせていただきました。
「え?もう終わり?」と思ったそこのあなた。
Twitterやコメントなどでおっしゃっていただければもっと語らせていただきます!
他にもまだまだ語りたい監督もいらっしゃるので是非ご期待ください。
それでは本日はこの辺で失礼します。
次回も
俺に〇〇を語らすな!!
シーユーーー!!